新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、行動が制限されてしまい、飼い主さんも愛犬もストレスが溜まっているのではないでしょうか?
犬のお散歩の為に外に出る事を控えてしまうと、運動不足になったり、ストレスを溜める危険性があります。
そこで、室内で出来る犬の運動方法やストレス解消方法を3つご紹介します。
室内で出来る犬のストレス解消法とは?
新型コロナウイルスの感染を防ぐために、家で過ごしているという方が多いと思います。
犬のお散歩で外に出ることは、全く問題ありませんが、感染のリスクがゼロではないので、不安な気持ちになりますよね。
お散歩は、運動不足の予防だけでなく、外の刺激を受けるという効果やストレス解消など、様々な効果があります。
外に出られないことで、愛犬はストレスを溜めているかもしれません。
そこで、室内でできる犬のストレス解消方法をご紹介します。
飼い主さんも一緒に楽しんで頂きたいと思います。
ご紹介する室内で出来るストレス解消方法は、
- 室内ウォーキング
- おもちゃ遊び
- ふれあい
の、3つです。
犬のストレスの解消方法はたくさんありますが、以上の3つについて、詳しくご紹介します。
犬の室内ウォーキング
室内ウォーキングとは?
室内ウォーキングとは、外にお散歩に行く時と同様に、リードを付けて室内を歩くというものです。
お散歩中の犬に引っ張られている飼い主さんを見かけることが多々あります。
お散歩の際に、犬が飼い主さんよりも前を歩き、グイグイ引っ張っているという事は、犬が主導権を握っているという事です。
犬は、自由に歩いてもいいと勘違いしている状態なので、よくありません。
例えば、横断歩道の前や踏切の前では、一度立ち止まり安全確認をきちんと行ってから歩く必要があるからです。
他にも、様々な危険があるため、飼い主さんが主導権を握って散歩を行う事が出来るように、説明をしていきます。
室内でも正しいお散歩の仕方を練習することが出来るので、ストレス解消と共に正しいウォーキングの方法を是非、取得して頂きたいと思います。
室内ウォーキングの準備
■室内ウォーキングに必要な物
- 首輪
- リード(伸縮性のない1本のタイプの物)
- 散歩の練習が出来る、少し広いスペース(例えば、廊下やリビングなど)
■リードの持ち方
リードは、両手で持つようにしましょう。
持ち方は、右手をリードの輪っかに通して握り、左手もリードの上から支えて持ちます。
■歩き始める前に
お散歩の際、犬は飼い主さんの左側に着いて歩くようにし、歩き始める前は「すわれ」「まて」などの指示を出しておきます。
歩き始めは、この指示を解除してから開始することになります。
もし、歩き始める前に指示の解除を行わなければ、自主解除のクセがついてしまうので、注意して下さい。
お散歩の仕方
歩き始める前には、「おいで」「後へ」などの指示を出して、室内ウォーキングを始めましょう。
犬を左側に置いて、最初は反時計回りで教えていきます。
なぜ、犬を真ん中にして歩くのかというと、犬が歩く距離を短くするという事と、室内にあるトイレやクッションなどのある側を歩いてニオイを嗅いだりする事を防ぐための2つの理由があります。
歩く際に、リードはたるませた状態で歩ける事が理想的です。
犬が自らの意思で付いてくるという事が重要で、リードを引っ張る事で犬が付いてくる状態だと、犬の意思ではなく飼い主さんの意思で歩いているという事になるので、必ずたるませておきましょう。
犬が上手に歩けていたら、言葉だけでいいので「よしよし」「お利口さん」などと、よく褒めてあげて下さい。
外でのお散歩中では誘惑が多いため、犬は集中することが出来ずに、まともに歩くことが出来ない可能性があります。
個体差はありますが、
- 物音に敏感である
- 他の犬や人が苦手
などの理由から、最初はきちんと歩くことが難しい場合があります。
その時に重要となるのは、犬と飼い主さんが1対1の環境の時に、信頼関係を築いておくことです。
信頼関係が出来ていると、犬は自らの意思で飼い主さんに着いて歩くことが出来るようになります。
反時計回りで歩けるようになったら、時計回りで歩くようにします。
犬が外側を歩く際には、ニオイ嗅ぎなど犬の集中が切れてしまう場所が沢山あるので、声を掛けながら集中が切れることがないように、誘導していきます。
上手に歩けるようになったら、犬に指示をかけます。
犬に指示をかける時は、犬の集中が向いている時にかけるようにして下さい。
「すわれ」の指示をして、出来たら褒めてあげて下さい。
上手に歩けるようになったら、少し駆け足をして盛り上げてあげましょう。
あまり集中ばかりさせられるとつまらなくなってしまうので、楽しみながら行うようにして下さい。
おもちゃ遊び
おもちゃ遊びの方法をご紹介します。
投げたおもちゃを取ってくる事が出来ない犬でも出来る、おもちゃを追わせて遊ぶという方法があるので、ご紹介します。
おもちゃに紐をつけて、床の上で動かして追わせましょう。
おもちゃで遊ぶ時は、犬はおもちゃしか見えていないので、必ず床面で遊んであげて下さい。
犬の背丈よりも高い場所におもちゃを持って行くと、犬が立ってしまうため、転倒してケガをしてしまう危険性があります。
必ず下で遊ぶようにして下さい。
興奮が過ぎると、おもちゃに噛みつくことがあるので、「出せ」という指示を教えておくと良いでしょう。
触れ合い遊び
触れ合い遊びのやり方
どのような触れ合いが犬にとって望ましいのか、どのように触れ合えば良いのかご紹介します。
犬の体全体を、触り残しの無いように、全身くまなく触ってあげましょう。
犬は、触られるのが苦手な場所はあっても、嫌な場所は無いので、どこを触っても大丈夫な状態を目指していきます。
実は、普段の生活の中で触れ合いは最も大切な事です。
コミュニケーションの学習
犬は、触れていると興奮して噛んだり吠えたりする事があります。
その時に、人を噛んではいけないという事や吠えてはいけないという事を教えていきます。
触れ合いの中で、人間とどのようにコミュニケーションを取るべきなのかを学習していくのです。
触れ合い遊びの注意点
犬に触れる時には、人の手を犬の高さよりも上に持って行かずに、下で触ってあげて下さい。
手を上に持って行くと、犬が立ちあがってしまったり、飛びついて来る事があります。
飛びつくと、腰が悪くなってしまうので、注意して下さい。
飼い主さんが犬に沢山触ってあげると、犬はこの人の側にいると幸せだなぁと感じられるようになります。
沢山触って、愛犬との愛を育んで下さい。
まとめ
室内で出来る犬の運動・ストレス解消法を3つご紹介しました。
家の中にこもっていると、憂鬱な気持ちになってしまうかもしれませんが、愛犬がいる方は、沢山触れ合って遊んで頂きたいと思います。
小型犬の場合には、家の中で遊ぶだけでも運動量は十分です。
愛情を持って、接してあげて下さい。