犬の散歩は運動の意味だけでなく、外からの新しい刺激を受けることやストレス解消など、様々な効果を得ることができる大切な行為です。
しかし、いきなり外に出て歩かせようとすると、怖がって動かない可能性があります。
お散歩デビューの前には練習が必要です。
そこで、お散歩の練習としてお勧めの抱っこ散歩について解説します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬の抱っこ散歩の重要性
犬の抱っこ散歩とは
抱っこ散歩とは、抱っこしてお散歩に連れて行くことです。
ただ抱っこしてお散歩するだけでしょ?と思われるかもしれませんが、実は意味のあることなのです。
時々、犬を抱っこでお散歩している人の姿を見かけて「歩かせなければ意味が無いのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
お散歩デビューをする前に、外の物音や環境になれさせてあげるために、とても重要な行為なのです。
犬の抱っこ散歩はいつから?
犬の抱っこ散歩は、ワクチン接種をする前でも、積極的に行くことをお勧めします。
子犬のお散歩はワクチン接種をしてから2週間後からが望ましいです。
子犬は生後1ヶ月半~3ヶ月くらいの頃に母犬からの免疫が減っていき、感染症にかかりやすくなります。
そのため、ワクチン接種が必要になります。
ペットショップやブリーダーから犬を迎える場合、生後3ヶ月以降である場合が殆どです。
迎え入れたら出来るだけ早くワクチン接種をすることをおすすめします。
ワクチン接種前でも、抱っこ散歩に行っても問題ありません。
幼犬のうちに外の刺激に慣れさせることは、とても重要です。
【ドッグトレーナー監修】お散歩は意外と難しい?!お散歩が上手になるための練習方法 | 犬のしつけハグ (dog-hagu.com)
犬の抱っこ散歩の注意点
犬を抱っこに慣れさせる
家の中でも犬を抱っこしていると思いますが、抱っこ散歩に行く前には必ず抱っこに慣れさせなければなりません。
まずは、家の中で抱っこの練習をしましょう。
犬が人に抱っこされた状態でリラックスできるようにならなければなりません。
人に抱っこされた状態でリラックスできるようになると、抱っこ散歩を怖がる心配が軽減されます。
犬の抱っこ散歩の必需品首輪とリード
外でお散歩させる際には、必ず首輪とリードを着用しなければなりません。
犬を抱っこ散歩に連れて行く時も、必ず首輪とリードを着用してください。
家の中でお散歩の練習をする時にも、首輪とリードは必ずつけた状態で練習するようにしましょう。
家の中では、お散歩に慣れる事とリードと首輪に慣れる事の両方を練習しておくと外に出た時にスムーズにお散歩練習が出来ます。
犬の抱っこ散歩のルート選び
お散歩のルートは、犬の様子を見ながら決めて頂きたいと思います。
抱っこで外に出た時、愛犬が怖がっている様子が見られたら、大通は避けて下さい。
路地など静かな場所から歩く練習をはじめて下さい。
犬の抱っこ散歩で刺激を与える
犬の抱っこ散歩では、色々の場所を歩いて頂きたいです。
最初は怖がって怯えていた犬が環境に慣れて、びくびくする様子もなく怖がっている様子もないのであれば、ステップアップしましょう。
静かな場所ではなく、大きな音がする大通にチャレンジしましょう。
積極的に色んな音に慣れさせてあげて下さい。
人通りが多い場所、駅前などの賑やかな場所などを順次あるいて、様々な場所に慣れさせましょう。
最初から怖がる様子もなく、平然としている犬もいます。
そういう犬は、大きな音がする場所や違う環境に置かれても抱っこしていれば大丈夫であると判断できます。
抱っこで大丈夫な犬は、地上を歩かせて大丈夫か確認するだけです。
まとめ
犬の抱っこ散歩は、抱っこをしてお散歩するだけではありません。
歩かせる前に、犬を色々な環境、物音、人、他の犬などに慣れさせる必要があります。
犬が生活している環境に合わせて、慣れさせる必要があります。
踏切が多いところなのか?車の通りが激しい場所なのか?など、どのような生活環境にあるのかを考えて、お散歩ルートになる場所の環境にしっかりと慣れさせましょう。
お散歩デビューの日に、いきなり下ろして歩かせようとしても、怖がって動けない場合が多いです。
その前に、まずは抱っこの状態で慣れさせると良いでしょう。
・お家で抱っこの練習
・犬の性格を把握する
・新しい刺激を与える
外にお散歩抱っこの練習に出る前に、犬が抱っこされてリラックスしている状態にならなければなりません。
まずは、抱っこをされてリラックスできるようになりましょう。
犬が安心する抱っこの方法は、こちらで詳しく解説しているので参考にして下さい。
次に犬の性格をしっかりと把握して、お散歩抱っこをする必要があります。
犬が臆病な性格の場合には、いきなり大きな音がする場所に連れて行くと、お散歩が嫌いになる可能性があります。
まずは静かな場所から練習をして徐々に大きな音がする環境へ連れて行くようにしましょう。
最初から怖がっていなければ、より大きな音がする場所や刺激の強い場所に連れて行っても問題ありません。
犬を抱っこ散歩に連れて行く際には、必ず首輪とリードを着用して下さい。
お散歩に行く時に、首輪とリードの着用は必須なので、抱っこ散歩の段階から慣れさせておくとよいでしょう。
新しい刺激を与えるという点では、肝が据わっているような犬に関しては、どんどん新しい刺激を取り入れて頂きたいと思います。
激しい物音がする場所や人通りの多い場所に積極的に連れて行きましょう。
コメントを残す