小型犬と大型犬の多頭飼いをする場合には、しつけをきちんとする必要があります。家の中はもちろんですが、大型犬の場合には外で他の犬や人と触れることも考えて、しっかりしつけをしましょう。では、【初めての大型犬!小型犬との多頭飼いの注意点とは? ~1】の続きです。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
しつけは子犬時代が大切!
子犬の時期に、どう学習したかによって、今後の性格に影響を与える可能性があります。まずは、基本として「人間=楽しい存在」であれば、問題はありません。しかし、楽しいよりも「怖い」「厳しい」などの思いが上回ってしまうと、萎縮してしまったり深い傷を負ってしまうことにもなりかねないので、注意してください。
子犬の時期は、思っている以上にあっという間に終わってしまいます。しつけは、時間との勝負になります。
指示語・ルールの教え方
子犬には、人とのふれあいの中で、ルールや指示語を教えてあげましょう。犬は、どこを撫でられるとうれしいのか?などしっかりと観察しながら進めてください。
指示語
座る・待つ・伏せる・来る・小屋に戻る・ダメ
これらの中で、必要だと思われる指示語を教えましょう。
では、子犬のしつけ方法を詳しくご紹介しましょう。
先住犬との接触
指示が通るようになったら、先住犬とのご対面です!万が一のために、大型犬にはリードを付けた状態で行いましょう。
最初は、お互いに臭いを嗅ぎあったり様子を伺うような行動が見られるでしょう。そして、徐々に慣れてくるとジャレはじめます。口を開けるしぐさをしたり、足が出てくるようになるかもしれません。
もし、少し興奮してくるようだったら、途中でクールダウンさせて下さい。子犬であっても、大型犬の足が当たったら小型犬がケガをしてしまう可能性があります。大型犬に指示が通らなかった場合には、先住犬の方を遠ざけるようにして下さい。(※先住犬には、指示が通ることを前提にお話ししています。
もし、先住犬に指示が通らない場合には、接触させる前に強化しておきましょう」
出来るだけ早く、大型犬にもきちんと指示が通るように教えましょう。
注意点!
最も注意して頂きたいのは「飛びつき」です。大型犬は体重が重いので、大人でもよろけてしまうほどです。小さな小型犬に飛びついてしまうと、大ケガをさせてしまう可能性があるので、十分に注意してください。特に、お散歩中は注意です。
他犬とのふれあい
ドッグランなどで他犬とのふれあいをさせる時には、必ず飼い主さんが側について見ているようにして下さい。必ずしもみんながマナーを守っているわけではありません。少し気性の荒い犬などがいたら、飼い主さんの判断で離れた方がよいでしょう。たくさんの犬と遊ばせるのではなく、相性の良い犬を見つけて楽しく遊びましょう。
まとめ
犬を飼うことが初めてではない方でも、今まで小型犬しか飼ったことのない方は、大型犬の小型犬とは違った行動に驚かれる事もあるかもしれません。しかし、しつけの要領は同じです。ただ、やはり体が大きく重たい分、注意が必要です。もし、家族い小さいお子さんがいるという方は、特に注意しましょう。