1993年に製作された『ベートーベン2』は、前作に引き続きセント・バーナードのベートーベンが活躍する映画です。様々な犬が登場する中、ついにベートーベンにも恋の予感が!ロマンスに引き込まれ、家族と過ごす様子は笑ってしまうポイントが多いですよ。それではあらすじから紹介し、ワンちゃんたちの見どころポイントも感想を交えてお話します。
【セント・バーナード犬】ベートーベン2 :あらすじ
ベートーベンはこっそり家を抜け出して公園に行き、同種のメスの犬に一目惚れ。
ライスの家族は父と母、幼い妹と弟の5人、そしてセント・バーナードのベートーベンです。ある日、ベートーベンはこっそり家を抜け出して公園に行き、同種のメスの犬に一目惚れ。彼女はミッシーという名前であり、飼い主の男性は2匹の仲睦まじい様子を見てアイスを買ってあげるのでした。すると、男性の妻であるレジーナが「ミッシーを連れ帰る」と言って車に乗せてしまいます。彼女は男と離婚するための慰謝料5万ドルを要求するため、ミッシーも奪うと言うのです。ベートーベンはミッシーを追いかけて家に着き、彼女を連れ出してこっそり会うようになりました。
それから10週間が経過。テッドはベートーベンが毎日家を抜け出すのを知って追いかけました。ベートーベンとミッシーは家の地下に隠れており、2匹の間に産まれた4匹の子犬と過ごしていました。すると、レジーナがミッシーを発見し、子犬たちを売ろうと考えるのです。テッドは子犬とベートーベンを家に連れ帰って、3人の子供たちは4匹の子犬を育てようと当番を決めて頑張ります。
しかし、ライスは授業を欠席し続けたことで学校から電話が入り、母は子犬たちのことを知りました。ついに父にもバレてしまって子犬を手放すよう言われます。ライスは父を説得し、子犬が大きくなるまではベートーベンと一緒にさせてあげると約束しました。レジーナはベートーベンの子犬たちを見つけて…
その後、家族とベートーベンたちは別荘地に行って4日間バカンスを過ごします。犬と一緒に参加できる祭りに訪れた家族は、父とベートーベンが大食い大会に参加して優勝しました。そこにレジーナも来ており、ミッシーを見つけたベートーベンは山に逃げるのです。
レジーナはベートーベンの子犬たちを見つけて奪い、ミッシーを探すために山に子犬を放ちました。
ミッシーとベートーベンを探すために子犬たちは山を登り、レジーナも追い掛けます。
レジーナはベートーベンたちを見つけると、ライス一家が追いついて説得を試みます。
抵抗したレジーナは川に落ち、ライス一家はベートーベンたちを取り戻すのでした。
5ヶ月後、ミッシーは飼い主の男性の元に戻ってから頻繁にベートーベンに会いに行きました。
そして母犬が遊びに来ると大きくなった4匹の犬たちは喜んで駆け寄るのです。
【セント・バーナード犬】ベートーベン2 :見どころ
大型犬のベートーベンは茶色と白の長めの毛並み揃え、動かないとどっしりと構える様子がクール!しかし、家族が好きなので動きを見ていると愛らしさを覚えます。
朝ご飯の時には慌てて準備する子供たちに遊んでもらおうと顔をすり寄せ、父親を追い掛けて外に出たりするのです。家族が家を出る時は窓からそれを確認し、一人で外へ!コッソリ公園に向かう中でヤンチャな感じがしたのも良いですね。屋台で売っていたホットドッグからソーセージを抜き取ってそそくさと去っていくのが特に印象的です。
そして、公園を散歩するかわいらしいプードルや子犬たちのカップルをうらやましそうに見つつ、ベートーベンも同じ犬種のセント・バーナードに一目惚れ!ミッシーの飼い主の男性は2匹の仲睦まじい様子を見てアイスを買ってあげ、それを美味しそうに食べる様が微笑ましかったです。ピンクのリボンと淡いベージュの毛並みがステキなミッシーに対し、ベートーベンの嬉しそうな顔も見どころです。
犬用のミルクをスポイトで何回も飲んで
ベートーベンとミッシーが街を歩く際には穏やかな音楽と共にシーンが流れ、野外の映画放映を2匹で見ながらロマンチックなムードになるのもステキ。そうして生まれたミッシーとベートーベンの子たちはみんなキュートでした。チョコチョコと動き回り、柵から鼻だけ出す姿も愛らしいです。ライス家に子犬たちが集まった際には、犬用のミルクをスポイトで何回も飲んでいくのが印象に残ります。子犬たちのかわいらしさと、テッドたちの眠そうな雰囲気はとても和みました。子犬たちが成長して自分でミルクを飲めるようになってからも見どころ満載!じゃれ合ったり寄り添って寝ていたりしました。
一方で、お父さんになったベートーベンは走る姿に頼もしさを感じつつ、その際のスローモーションの演出も良いですね。カッコよさと凛々しさを兼ねていると思いきや、祭りで大食い大会をするシーンではよだれをたくさん流していて笑ってしまいました。
また、テイラーのパーティーに寄ったライスとベートーベンですが、彼女のピンチを救う様は爽快!ベートーベンに酒をかける男の子たちに抵抗して高所から落とすのです。また、テッドがベートーベンと共にいじめっ子を撃退した時も見ものでした。テッドが「こいつのウインナーを噛み切れ!」と命令し、ベートーベンがうなって吠えるのがカッコ良かったです。
【セント・バーナード犬】ベートーベン2 :まとめ
セント・バーナードたちのロマンスを描き、家族でいる時の嬉しそうな表情が印象的な映画でしたね。
一方で、離れ離れになったベートーベンとミッシーの様子も憂いを感じさせる表情が心に残りました。
犬たちの物語をコメディと共に笑って楽しめる作品なので、家族で一緒に見るのもオススメです。