愛犬と生活するためには、飼い主さんに是非知って頂きたい、「指示語」「管理」「ルール」の3つの項目があります。
愛犬と過ごす上で大切な項目ですので1つずつ詳しくご説明いたします。
特に多い例として、その家のご主人様が甘やかしてしまうという事など、
なぜ、管理が必要なのか?もお伝え致しますので。是非最後までお読みください。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
【初心者向け】犬とよりよい関係を築きたい!愛犬と過ごす上で大切な3つの項目【犬のしつけ】
愛犬と生活するためには、飼い主さんに是非知って頂きたい、3つの項目があります。
- 指示語
- 管理
- ルール
1つでも怠ってしまうと、愛犬とのよりよい関係を築くことが難しくなってしまうかもしれません。
愛犬との生活で欠かせない、基本的な3つの項目を、合わせ技で覚えて頂きたいと思います。
犬の安全を守るためにも、
愛犬との生活で大切な項目:1.指示
犬のしつけハグでは、愛犬と過ごす上で大切な3つの項目お教えしております。
1つずつ詳しくご説明いたしましょう。
1.指示:命令を出す側と従う側の関係を犬に理解させる
普段、愛犬に指示を出すことがあると思いますが、飼い主さんが犬に指示を出すという事は、とても大切です。
飼い主さんが命令を出し、犬が従うという関係は、必然的に上下関係が出来上がっています。
犬が従う側であるという事を理解していれば、問題行動と言われている行動は出なくなります。
犬は、問題行動を、出しずらくなっていきます。
犬との関係の維持の為にも、とても大切なので、指示は日々伝えることが必要になります。
■最重要指示語「おいで」
犬のしつけハグでは「おいで」という指示語を必ず教えます。
指示語の中でも「おいで」は、最重要指示語と考えています。
なぜなら、「おいで」という指示語は、緊急事態が起きた時に役に立つからです。
飼い主の方から、「おいで」と言っても来ないという話が聞こえてきますが、それは、とても問題です!
例えば、お散歩中に犬が逃げてしまった時に「おいで」の指示が通らなかったら、犬は帰ってこなくなってしまいます。
犬が、お散歩中に逃げて帰ってこないという事は、野生に帰ってしまうことになるので、飼い主さんの元へ帰ってくる確率は低くなります。
指示語は、緊急時に備えて教えて行かなければなりません。
普段何気なく行っている事が、緊急時に役に立たないと、やっていても意味がありません。
指示は、「座れ」「待て」「ハウス」など、何でも良いのですが、愛犬がおやつなどをちらつかせなくても、言う事をきける状態を目指して頂きたいと思います。
損得で教えてしまうと、緊急時に言う事をきかなくなってしまうので、危機感をもって教えて下さい。
愛犬との生活で大切な項目:2.管理
2.管理:愛犬との生活の環境設
室内で犬と生活をしている方は多いと思います。
室内で愛犬と一緒に生活をする事は、悪い事ではありません。
犬と同じ環境で生活をしているという事は、犬と同等の立場になっている可能性があります。
指示を伝えていても、関係は同じなので、言う事を聞きずらくなってしまったり、飼い主さんが家の中で主導権を握ることが難しくなってしまいます。
家の中での管理としてはまずは、人が主導権を握れるような関係を築く必要があります。
■人間が主導権を握るためには?
犬との生活で、人間が主導権を握るために、一番最初のおすすめしているのが、クレートトレーニングです。
クレートトレーニングは、人が遊んであげられる時だけ、クレートの外に出してあげるという形のトレーニングです。
犬にとっては、少し窮屈な生活になってしまうかもしれません。
犬が、きちんと飼い主さんの言う事を聞くことができるようになったら、
「無駄吠えはしません」
「やたら噛んできません」
など、犬が変な行動を起こさないようになったら、フリーで飼っていただきたいと思います。
なぜ、管理が必要なの?
犬の安全を守るためにも、管理をきちんとする必要があります。
最初から無法地帯で飼ってしまうと、犬がやりたい放題になってしまい制御が訊かなくなってしまいます。
お留守番中に吠えてしまい、ご近所から苦情が来てしまったり、誤飲や誤食をしてしまい生命にかかわる問題になってしまうという事は、人の管理不足と言えます。
人が愛犬の管理を怠ったことによって、愛犬が危険な目に合ってしまったりすることが、最も怖いことです。
管理は、犬の安全を守るために、必要なのです。
愛犬との生活で大切な項目:3.ルール
三つ目の「ルール」も、犬とのより良い生活を築くために、とても大切です。
愛犬と家の中で生活するためには、ルールをきちんと築いていただく必要があります。
犬との生活に必要なルールとは?
犬のしつけハグでは、犬の3大必要項目としてテキストを用意しております。
家の中で、愛犬と飼い主さんが一緒に生活する上で、必要最低限守ってもらいたいルールを、家族全員はもちろんの事、愛犬と接する全ての人が、犬に伝えて行かなければなりません。
例えば、家の中のそこら中で排せつをしてもらいたくないという場合には、
「決められた場所以外で、排せつをしない」というルールが必要になります。
他にも、
「むやみやたらに吠えない」
「噛まない」
など、人に対しても、他の犬に対しても、様々なルールを設けなくてはなりません。
愛犬と生活する上で、ルールはとても大切な事です。
ルールが必要な理由
犬は人によって、態度を使い分けます。
トレーナーに対して、犬はおとなしくしています。
なぜなら、トレーナーからトレーニングを受けているからです。
しかし、他の人に対しては言う事をきかなかったり、指示が通りにくくなってしまいます。
犬にも意思があるので、この人の意見は効かなくてもいいのではないか?この人は自分を甘やかしてくれるのではないか?と考えて、自分の要求を通そうとしてきます。
そういう行動は、家の中でルールを築き上げれば、なくなります。
特に多い例として、その家のご主人様が甘やかしてしまうという事です。
- 帰宅時にピョンピョン飛びついてくる(腰が悪くなるのでNGです)
- 甘噛みをしても叱らない(噛み癖はNGです)
- ソファーに座らせる
- 一緒のベッドで寝る
などが、挙げられます。
これらの行動は全て、やってはいけない行動です。
しかし、犬はやってもいい行動だと勘違いしています。
これらの行動を許している事が、問題行動に繋がっているのです。
ルールは、愛犬に勘違いをさせないためにも、決める必要があります。
犬に勘違いをさせないために、愛犬に接する全ての人に共通のルールを作って頂きたい。
なぜ、愛犬に接する全ての人に共通のルールを作らなければならないの?
お散歩を例に、ご説明します。
お散歩トレーニングの際、まず最初は集中することを、教えていきます。
しかし、お散歩トレーニングの最中に、他人と触れ合うと興奮してしまい、集中することが出来なくなってしまいます。
可能であれば、お散歩中に犬に声を掛けてくれる方にも、興奮をさせないというルールを守って頂く事で、犬のお散歩トレーニングをスムーズに行う事が出来るからです。
どのような環境で育たのかによって、犬の性格は決まってきます。
常に興奮をするような環境で育つと、犬は興奮しやすい性格になってしまいます。
あまり興奮をさせないような環境で育った犬は、おちつきのある性格に育ちます。
情緒が安定した犬になります。
犬に接する全ての人に、共通のルールとして守って頂きたいのです。
まとめ
新型コロナウイルスの影響で、外出自粛になってしまい、お家の中で愛犬と過ごす時間が増えていると思います。
1.指示語:言う事をきかせる
2.管理:人が主導権を握る
3.ルール:家族全員統一のルールを設ける
の3つを意識して生活して頂くと、愛犬との生活が変わってくると思います。
以上の3つが出来れば、完璧です!