プチブラバンソンという犬種をご存知でしょうか?
性格は大人しくて穏やか、甘えん坊ですが慣れるまでに少し時間がかかります。見た目はフレンチブルドッグのような短い鼻で、とてもかわいらしい犬種です。
問題行動もほとんどないので、飼いやすい犬種と言えます。
今回は、珍しい犬種「プチブラバンソン」の飼い方について解説いたします。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
プチブラバンソンの性格と特徴について
プチブラバンソンはとても珍しい犬種です。
性格はとても大人しくて臆病、毛がすごく抜けるという特徴があります。
鼻がぺちゃんこな犬種で涙やけなどの管理が大変です
慣れてしまえばとても友好的になるのですが、慣れるまでに時間がかかります。
内弁慶で家の中では我が出やすい性格です。
外に出て暴れることがほとんどなく、病院やトリミングに行って暴れることはないので、いい子だねと言われることが多いでしょう。
トレーニングを行う際には、意欲的な面が見られるため、しつけがしやすく、言うことをよく聞いてくれます。
甘えん坊な性格で、飼い主さんや一緒にいてくれる人への執着がつきやすい犬種です。
分離不安に陥りやすい犬種なので、注意が必要です。
プチブラバンソンもひとりで過ごす時間を習慣化させること
お留守番の時間が定期的にある場合は、クレートトレーニングなどを行い一人でもいられるようなトレーニングが必要です。
人と一緒にいられる時間でも一人の時間を作ってあげて、お留守番の時に過剰に寂しがらないようにする必要があります。
プチブラバンソン意外の犬種にも言えることですが、常に飼い主さんや人と一緒にいるのではなく、ひとりで過ごす時間を習慣化させることは必須です。
プチブラバンソンのお手入れ項目とその方法
プチブラバンソン:定期的なブラッシング
短毛種で毛が抜けやすいので、定期的なブラッシングが必要です。
プチブラバンソンの毛のお手入れをする際、スリッカーブラシを使うことはNGです!
なぜなら、肌に直接ブラシの歯が当たってしまい、皮膚を傷つけてしまう可能性があるからです。
プチブラバンソンには、ラバーブラシがおすすめ!
プチブラバンソンには、ラバーブラシというゴム製のブラシを使います。
プチブラバンソンのブラッシングは、体全体をラバーブラシ1本で全てブラッシングすることができます。
お腹側はあまり毛が生えていないので、おしり側の毛を念入りにブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングは、3~4日に1回くらいの頻度で行いましょう。
ラバーブラシは刺激が少ないので、毎日使っても問題ありません。
プチブラバンソン:耳のお手入れ
耳のお手入れですが、立ち耳なので垂れ耳の犬種と比較すると耳の中が蒸れる心配が少なく、汚れも分かりやすいです。
耳のお手入れも忘れずに行いましょう。
鼻や口元のお手入れですが、鼻が短いと鼻の横にシワがよるため汚れが溜まりやすくなります。
パグやフレンチブルドッグと同様に涙やけ
パグやフレンチブルドッグと同様に、涙やけしやすく雑菌が溜まりやすいため、ただれてしまうこともあります。
こまめにケアしましょう。
プチブラバンソンは歯並びが複雑
プチブラバンソンは歯並びが複雑で、歯磨きをすることがかなり難しいです。
歯垢や歯石がたまりやすいので、歯磨きはしっかりと行いましょう。
お手入れが大変な部分がありますが、しっかりとケアをしましょう。
プチブラバンソンと一緒に生活する上で気を付けるポイントと生活環境の設定
分離不安になりやすい傾向: プチブラバンソン
甘えん坊な性格の子が多いので、分離不安になりやすい傾向にあります。
一緒にいる時間が長くなりすぎると、飼い主さんに執着が強くなる恐れがあります。
飼い主さんと離れることに強い寂しさを覚えて、ストレスを抱えてしまう可能性が高くなってしまいます。
一緒に生活をする中で、1日のどこかに愛犬をひとりにする時間を作ってあげて下さい。
個々の時間を作ることを習慣化しなければ、お留守番が出来なくなってしまう危険性があります。
一緒に過ごす時間、個々の時間の両方を作ってメリハリのある生活を送るようにしましょう。
プチブラバンソンは臆病な性格で内弁慶な性格の犬種
臆病な性格の子が多いので、慣れてない人が家に来ると極端に怯えたり怖がることがあるので、飼い主さんが安心させてあげて下さい。
家の中での主導権を飼い主さんがしっかりと握ることで、犬も安心します。
自分の身は自分で守ろうとしなくても、飼い主さんが守ってくれると思って安心することができます。
内弁慶な性格の子が多く、家の中では我が強く出てしまう傾向にあります。
しつけはしやすいので、褒めてあげると素直に受け取ってくれるので、飼いやすいです。
飼い主さんへの執着から、要求して吠えるという行動に出ることがありますが、攻撃性がほぼゼロと言っても過言ではない犬種です。
攻撃するのではなく逃げるという方法を取るタイプなので、人に危害を加える心配はありません。
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まとめ
プチブラバンソンの性格やお手入れ方法、飼う時の注意点などについて解説しました。
- 性格と体の特徴
- お手入れや管理方法
- 飼う上での注意点
性格と体の特徴
プチブラバンソンは穏やかな性格なので、人や他の犬に危害を加えることはありません。
甘えん坊なので人に執着しやすいという特徴があります。
飼う上で最も気をつけなければならない点です。
お手入れや管理方法
毛が抜けやすい犬種なので、ラバーブラシを使って体全体を撫でるようにブラッシングを行いましょう。
鼻が短い犬種なので、涙やけの部分が汚れやすいので毎日しっかりと汚れを取り除いてあげて下さい。
歯並びが独特
歯並びが独特なので、歯は1本1本丁寧に磨いて口の中のケアもしっかりと行いましょう。
飼う上での注意点
甘えん坊な性格なので、過剰に執着しないように個々で過ごす時間を作るようにしましょう。
お留守番のトレーニングをしっかりと行わないと、分離性不安に陥る危険性が高くなります。
内弁慶な性格なので、家の中での問題行動が出やすい犬種です。
外ではとてもいい子に出来るので問題がないと思われがちですが、家の中では興奮することもあるので気を付けましょう。
人に対する攻撃性は全くないので、犬が落ち着ける環境を整えてあげましょう。