雨の日も寒い日も、飼い主に連れられて、一見嬉しそうに散歩をしている犬たち。
でも中には散歩が大嫌いなワンちゃんもいることを忘れてはいけません。
一方でダイエットや、気分転換のためには、大変意義があり、重要な散歩。
犬の側に立って、散歩嫌いの理由と対処法を、考えてみましょう。
犬がお散歩を嫌う理由と解決方法とダイエットになるお散歩のメリット
犬の散歩の役割は、人間と同じく、体を動かすという意味があります。
体を動かして歩くことで、全身の血流を良くすることが出来ます。
また、散歩をすることで、肥満防止にも繋がり、筋肉を維持することが出来ます。
そして、その散歩に付け加えたいのが、人と一緒に只歩くだけのことではありますが、体を鍛え、免疫を高める事にもつながって、さらに気分転換や社会勉強にもなり、犬にとっては、最高のトレーニングになるのです。
- ダイエット
- 気分転換
- 社会勉強(社会に慣れる・・コミュニケーション)
1.犬の散歩の役割:ダイエット
念願の愛するワンちゃんがやってきた時には、どうしても可愛がりすぎてしまうことから、食事やおやつを与えすぎるため、太り気味になることが多く見られます。
平均、生後2~3か月で、家族の仲間入りをする彼、彼女らは、散歩をするときも、つい抱っこをしてしまいがちだったり、小型犬の場合には、家の中での生活が多くなります。
また、食事の与えすぎが原因となって、その不注意から肥満や太り気味になり、やがては病になり、悪化させることもあります。
そんな犬たちの健康維持のために、散歩や食事制限を心がけ、健康的な運動や、消費エネルギーを増加させることを、心がけましょう。
1ダイエットのための運動管理
運動の目的は、第一は健康の維持です。
ただし、闇雲に、急激なダイエットをすることは、非常に危険で、愛犬の身体的負担になってしまいます。
それぞれの犬種によって必要な運動量は違いますが、毎日、定期的な
適度な運動を促すことにより、犬の骨や筋肉量を増やし、脂肪を効率よく燃やし、持久力をつけることで、ゆっくりとしたペースで、健康を保ってあげましょう。
2ダイエットのための食事管理
現在、飼い犬の約半数が肥満であるとも言われています
適正体重から15%以上増加していたら、肥満の可能性があると言われます。
食事では、カロリーの取り過ぎが肥満の原因と言われているので、飼い主が適正にコントロールする必要があります。
大型犬と小型犬では、一口の差は大きく異なり、つい「一口くらい」と食べさせてしまうことが、肥満への第一歩となることを、肝に銘じておきましょう。
また、常に適正体重を知っておくことも大切です。
2犬の散歩の役割:気分転換
犬の散歩が持つ大きな役割の中に「気分転換」があります。いつも限られた場所ばかりに閉じこもっていることは、飽きてしまったり心を塞ぐことになります。
周りのことが見えず、知らないことばかりの犬になってしまい、物音に敏感になり過ぎたり、人に対しても、犬同士でも、ストレスを抱えやすい状況になりがちです。
外に出て風に当たったり、部屋の中とは違う風景を見たり、更には、犬同士の出会いも、好奇心を掻き立ててくれることになります。
それは、犬のストレス解消や、生活に変化が出て、メリハリのある日々になっていきます。
3犬の散歩の役割:社会勉強
犬が散歩に出ることは、他の犬との出会いもあり、定期的に顔を合わせることで、仲間意識も芽生えてきます。
子犬のころから他の犬とも触れ合い、お互いの臭いを確認し、じゃれあったり遊んだりすることで、犬同士の社会勉強をすることも、とても重要です。
家族以外の世界を教え、人や犬にも慣れさせることにより、怯えたり警戒することもなくなり、ストレスが起こることもなくなっていきます。
犬にも個々の性格があり、仲間作りの上手な犬も、苦手な犬もいます。
散歩をすることで、社会性を身につけさせましょう。
犬が散歩を嫌いな理由
犬にとっての散歩は、楽しく嬉しいものと思いがちですが、反対に嫌がる犬は、意外と多いと言われています。
体調不良や老化などの事情ばかりではなく、出かけようとすると、尻込みしてしまう犬も、少なくありません。
散歩を嫌がる犬
では、散歩を嫌がる犬とは、どんな犬なのでしょうか。
犬が、散歩中に歩かない、踏ん張る、帰りたがるなどの行動を起こすことがあります。
その理由は
- 気候が暑すぎたり、寒すぎたりする
- 飼い主と遊びたい
- 恐怖を感じる
- 首輪がきつい
元気に遊びまわっている犬が、急に散歩を嫌がる理由には、こんな事柄を
含んでいます。
特に暑すぎる場合
地面(アスファルト)は、40~50度近くまで温度が高くなり、その距離が近い犬にとっては、危険な状態になります。
性格的に我がままになってしまった犬や、甘やかされて育った犬は、飼い主さんより、自分が上との判断をするため、なめられてしまいます。
飼い主は、すべて言うことを聞いてくれると思い込んで「動かなければかまってくれる、おやつがもらえる」と、自分の要求を叶えようとしているのです。
性格的に憶病だったり、家の中ばかりにいて外の世界を知ることが出来なかった犬には、よく見かける姿です。
大きな音、工事の音、子供たち、他の吠える犬などには、強い恐怖を感じています。
そんな時には、耳や尻尾が下がり不安の表情を表します。
首輪や身に着けているものが気に入らず、嫌がって散歩に出かけないこともあります。室内ばかりにいて、子犬の頃から装着に慣れていない犬に多い症状です。
犬に散歩を好きにさせる方法
幼い子犬の頃から、お散歩大好きな子もいれば、ずっと嫌いな子もいます。嫌いな子にとっては、お散歩は嫌なものという意識が、頭に刷り込まれてしまっているからです。
首輪がきつかったり、暑かったりすることも回避し、怖がらせないように工夫をしても、尚散歩が嫌いな子もいます。
そんな犬には、まず、外気に慣れさせることから始め、車に乗せたり、抱っこしたりして、外の景色を見せて慣れさせ、怖くないことをまず教えてあげることです。
外出は日常的なものであり、他の犬とも出会える楽しいチャンスがあることを理解してもらいましょう。
「散歩」と決めつけず、短い時間を繰り返すことで、慣れさせることがお勧めです。
その他、散歩のルートを変えてみたり、ひどく怖がる時には、少しだけ抱き上げて、怖がる場所を通過して、安心をさせてあげましょう。
首輪をハーネスに変えてみることもお勧めです。
まとめ
犬のダイエットの第一歩は、飼い主さんの心構えから成り立っています。
的確な食事管理を行い、肥満にならないように気をつけることと、適度な運動や、毎日の散歩を習慣づけることで、大切な愛犬の心身共にの健康管理を行いましょう。