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犬のボディーランゲージ・カーミングシグナルって何?

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犬を飼っている人なら、一度は「犬の気持ちがわかったらいいのに」「犬と会話が出来たらいいなぁ」と思った事があるのではないでしょうか?毎日一緒に生活しているので、犬の気持ちはわかっているつもりでも、直接確かめられるものなら確かめてみたいですよね。もちろん、言葉を使って会話をすることが出来ませんが、実は犬も飼い主さんに気持ちを伝えようとしているのです。

 

犬同士の気持ちの伝え方

犬は、人間のように言葉を話して相手に気持ちを伝えることは出来ません。しかし、犬同士でも言葉以外で自分の気持ちを伝えています。その方法に「ボディーランゲージ」や「カーミングシグナル」が、あります。
姿勢や尻尾、表情や行動で、自分の気持ちを伝えます。

ボディーランゲージとは?

ボディーランゲージは、感情表現です。

・うれしい

表情は穏やかで、やや口角が上がっています。尻尾は振っている事が多いです。(※ただし、尻尾を振っているからといって、必ずしも喜んでいるとは限りません)

・あいさつ

他の犬に会った時に、お互いのお尻の臭いを嗅ぎあいます。

・威嚇

背中の毛を逆立てて、歯を見せながら低く唸ります。表情は瞳孔が開いて鼻にしわを寄せます。更に、攻撃的になると、耳と尻尾がピンと立って姿勢は前のめりになります。
逆に、防衛的な威嚇の場合には、恐怖の時と同じように耳を後ろに倒して、低い姿勢になり尻尾を股の間に挟みます。

・降参

お腹を出して顔を背けて、尻尾を股の間に入れます。

・警戒

姿勢を正して、耳や尻尾をピンと立たせて動かなくなります。その時、相手の方をよく見て、動かなくなります。その後の反応は、相手の出方によって変わります。

・恐怖

耳を後ろに倒して、低い姿勢になり尻尾を股の間に挟みます。表情は眉毛を寄せた感じになっています。

・遊んで欲しい

前かがみになって腰を上げて、尻尾を上げます。この姿勢は「プレイバウ」と呼ばれていて、相手を遊びにさそうボディランゲージです。

・不安やストレス

不安やストレスで高ぶった気持ちを抑える時には、あくびをします。人間にとって深呼吸をするようなものです。他にも、身震いをしたり体を掻くなどの仕草が見られます。

カーミングシグナルとは?

自分や相手の気持ちを落ち着かせるために出る仕草をカーミングシグナルと言います。
カーミングシグナルの語源は、Calming=落ち着かせる から来ています。
犬は、言葉を持たないのでボディーランゲージだけで感情や意思を伝えあっています。言葉を持たない分、感情や意思を読み取る能力に優れていることが、科学的にも明らかになっています。言葉に出さなくても、犬は人間からのメッセージを受け取っています。
犬のカーミングシグナルは、人間とは少し違うので、人間と同じだと思うと誤解が生じてしまうので注意が必要です。
犬の感情をカーミングシグナルから読み取るには、正しい知識や方法を学ぶ必要があります。

まとめ

言葉を使わない犬は、行動や姿勢などで感情を伝えます。それは、人間とは少し異なるため人間の行動に当てはめて考えると誤解が生じてしまいます。私たち人間が、犬の視線で見ると、より一層犬との信頼関係を深めることが出来るでしょう。