LINE@犬の無料相談に寄せられた質問に対する回答をご紹介します。
大阪府にお住いの、0歳 トイプードルの男の子の飼い主さんからのお困り事です。
初めて犬を飼うので、しつけをどうしたらいいのかわかりません。
甘噛み・吠え癖・トイレトレーニングの方法が知りたい。
同じようなお悩みをお持ちの飼い主さんもいらっしゃると思います。
どうぞ最後までご覧ください。
【トイプードル】0歳オス 初めての犬!どうやってしつければいいの? 甘噛み・吠え癖・トイレトレーニング
お困りごとの内容
初めて飼う為、しつけをどうしたらよいか?と、アマガミをしていいものとしてよくないものの区別をつけさせたい。
吠え癖をさせないためにはどうしたらよいか。
トイレのしつけなど、しつけについて教えてもらいたいです。
甘噛みのしつけ方法
本当に甘噛み?
本当に甘噛みなのか?判断が難しいのですが、手や足を噛むしぐさを甘噛みと言っているのだと思いますが、実は甘噛みではない場合もあります。
じゃれて噛んできている場合もありますし、試して噛んで来ているなど、噛み癖にも色々な種類があります。
まず、人を噛んではいけないという事を教えていかなければいけません。
年齢的にもまだ若いので、あまり厳しくしつけをすることは避けて頂きたいと思います。
噛み癖の叱りのポイント
噛んではいけないという事は、教えておいていただかなくてはいけません。
噛んだ時に下あごを下から救い上げるような形で辞めさせると、これだけでも犬はひるむので、ごく弱い力で軽く救い上げるようにすると辞めます。
開いた口を閉じさせるイメージで動作を行って下さい。
噛み癖は、噛んだその場で叱って頂かなければなりません。
さっき、噛んだでしょ?と後で叱る事は、絶対にやめて下さい。
叱る時のポイント!!
叱るのは1~3秒以内のスピード勝負です!!
出来れば1秒以内、その場で叱らなければ、伝わりません。
やっても噛んでくる場合には効いていないので、ちょっと怖めな声を出したり、力を強くしてやって頂くなど、その子に合った叱りをやって頂く必要があります。
子犬の時期の試し噛みや甘噛みを治すためには、それくらいで十分です。
少し不快な思いやびっくりする程度でやって頂きたいと思います。
本気噛みになってくると、やり方が異なります。
吠え癖をつけないための方法
吠え癖をつけないためにはどうしたら良いのか?というご質問です。
吠え癖を治すには環境を整える
現状、吠え癖が出ているのかわかりませんが、月齢的にも若いので、吠え癖が出ている場合には、要求的な吠えや鳴き
- ケージの中に入れておくとクンクン鳴く
- ご飯の時にクンクン要求してくる
などが出てくる事がよくあります。
まだ出ていないのであれば、今後、出てくる事があると思います。
出てきた場合には、叱るのではなく環境を整えてあげて下さい。
ご飯の後や運動の後はすぐに寝るので、その時にケージの中に入れてあげる習慣をつけておく事で、吠え癖がつかなくなります。
大人しくすることが出来たら、褒めてあげるという事が、大切な事になっていきます。
吠え癖の叱り方のポイント
もちろん、吠えがエスカレートしてきたら、ある程度叱りは入れて行かなければなりません。
マズルをつかむなど、ダメだよという叱りが必要になってきます。
叱り方についてですが、その子にあった叱り方があるので、出来ればプロのトレーナーに1度みて頂いて、どのような性格なのかをしっかり判断してもらって、その判断の元にしつけをして頂く事が確実です。
吠え癖は、環境を整える事で改善することが出来ます。
要求吠えの場合には、犬の要求には一切応えないで下さい。
1つの要求を通してしまうと、全ての要求を通そうとするのが犬です。
器用に、この要求はいいけどこの要求はダメだよという事をしつけられるのであれば、OKです。
ただ、一般的にはそれは難しいので、それならば要求に答えなければ、犬も要求しなくなるので、人も犬もストレスを抱えなくて済むので、要求には答えないようにして頂きたいを思います。
今後、警戒心が出てくるとこともあるので、その際にはまたご連絡頂きたいと思います。
トイレのしつけ方法
トイレのしつけに関しては、沢山のお問合せを頂いています。
トイレの回数を把握する
日記のようなものを1週間程度付けて頂いて、おしっこをこのタイミングでした、この時間にしたなどを記録して頂いて、おしっこやうんちの時間や回数を把握しましょう。
もちろん回数が多い子の場合には、小分けにしている場合があるので、1回の量についても明確に書いておいていただくと、これは我慢をさせる事が出来るななど、わかってくるので、少し細かく記録しておくようにして下さい。
トイレの場所を覚えさせる
トイレの失敗をどこでしてくるかによって、対処の仕方が違ってきます。
例えば、囲っているケージの中で、おしっこ・ウンチを失敗してしまうのであれば、その環境でトイレを成功させる事は難しくなってきます。
トイレと寝床は完全に分けて頂き、2~3時間に1回トイレに促してあげて、その場所でおしっこ・うんちをするという習慣をつけていって下さい。
徐々に、我慢させる時間を増やしていく、という形でトイレトレーニングは出来ていきます。
1か所の決められた場所でトイレを済ませていくことで、おしっこ・うんちをその場所でしかできない、と犬は認識をしていきます。
フリー中であっても、自分でサークルに入って、おしっこ・うんちをするようになってきます。
トイレは1か所に絞って下さい。
3か所も4か所も作ってしまうと、どこの場所でも出来るようになってしまうので、もちろんそれでもトイレの場所でしてくれれば問題はないのですが、1か所に絞った方がいいと私は思います。
トイレは犬自ら行く事が大事
フロアーで失敗してしまう事に関しては、ケージの中では出来ているけれども、フリー中に自分からサークルに戻る習慣がない場合には、フロアーでフリー中にサークルに戻らせるという行動をさせていかなければなりません。
そのためには、指示語を教えて、犬が自らトイレへむかうように促してください。
1~2時間外に出していたら、漏らしてしまったのであれば、フリータイムを1時間以内に抑えて頂いて、1回トイレへ促してあげる。
しなければ、出しても構いません。
一度サークルに入れるという行動が大切です。
トイレトレーニング中は、犬から目が離せません。
目を離す時には、ケージやクレートなどの安全地帯に入れておいて、我慢をさせておいてください。
最初のうちは、手取り足取り教えてあげる必要があります。
まだ若いので、排せつの頻度も高いと思いますが、根気よく犬の様子を見ながら続けて頂きたいと思います。
ご相談内容の回答のまとめ
甘噛みについて
①叱りやめさせる
②噛めるものを与える(おもちゃはNG!歯固め用の食べられるもの)
③ルールを教えてあげる
吠え癖について
①生活環境の見直し
トイレについて
①日記を付けて把握する
②我慢の時間と排せつの時間を分ける
③水分の調節
まとめ
今回、ご相談頂いた方は、犬を飼う事が初めてという方でした。
初めて犬を飼う人は、噛み癖や吠え癖に関しては、プロのトレーナーに見てもらうことを、お勧めします。
プロのトレーナーかに見てもらって、対処方法の指示をもらう事で、犬にも飼い主さんにも負担が少なく、確実な方法です。
今後もプロのアドバイスを必要とする場面が出てくるので、かかりつけ病院と同じような感覚で、かかりつけのトレーナーを作る事をおすすめします。