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シベリアンハスキーの基本的な性格としつけの仕方について

シベリアンハスキーの基本的な性格としつけの仕方について

シベリアンハスキーは大型犬に属し、オオカミに近い犬とも言われています。
じゃあ、人間に懐かないの?凶暴なの?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、シベリアンハスキーは人間や他の動物と共存するように交配されてきたため、とても協調性があり社交的な性格をした犬です。
大型犬であること、並ならぬ体力を持っていること、そしてとても高い知性を持っています。

シベリアンハスキーのしつけは大変か

大型犬のしつけやお世話は大変です。
子犬期は好奇心の向くまま家の中のものを探っては舐め、壊しの連続です。これはしつけや、成長によって変わるかもしれませんが、最初はノイローゼになってしまう人もいるかもしれません。

早めのしつけをおすすめします。
しばらくの間は犬の近くに、壊されそうなものや、持って行ってしまいそうなものを置かないようにし、床に置いてあるものも片付けましょう。

また、とても体力のあるシベリアンハスキーは家の中にずっといたままだとストレスが溜まってしまいます。
できれば、広い庭や広いドッグランなどで走らせてあげるといいのですが、近くにそのような場所がない場合は、毎日のたっぷりと散歩させてあげましょう。

体力が余っていると、興味は家の中に向いてしまいますし、吠えるなどの問題も出てきます。
群れで行動することを好むので、仲間を呼ぶ時に使う遠吠えなどもあるでしょう。

吠えは近所迷惑にもなってしまいますので、信頼関係を気づくこと、体を動かす事を念頭に置きながらしつけをしていきましょう。

シベリアンハスキーの基本的な性格

基本的にシベリアンハスキーは明るく、社交的、リーダーには忠実な性格をしています。
とても賢く、自分自身で判断することが多いので、しっかりとリードをしてあげないと「言うことを聞かない困った犬」となってしまいます。

昔、日本ではシベリアンハスキーのブームがあったのですが、飼い方を知らなかった人たちが「言うことを聞かない」「無駄吠えが多い」という理由でいっときは嫌われていた程です。

その時のことが原因で大変な犬というイメージがついてしまいましたが、しつけの仕方をしっかりと覚えればとてもかわいい犬なのです。

見た目によらず楽天的な性格

非常にクールなしっかりとした見た目をしていますが、実際は楽天的な性格をしています。
どうにかなるさ、という考え方をしているため、落ち込んだりくよくよする事はありません。
それが逆に、反省していない、と誤解される事もあるでしょう。
楽天的という事は楽しい事、ワクワクする事が好きなので、しつける(怒る)のではなく、シベリアンハスキーがやりたい、と思うように誘導しなければなりません。

辛いことや我慢は向いていない

楽天的な部分にも似ている話ですが、あまり忍耐には向いていません。
もちろん、しっかりと信頼し合える飼い主さんの言う事はちゃんと聞くかもしれませんが、そうでなかった場合は「だめ!」と言っても、伝わっているのか、伝わっていないのか、わからないような態度をするかもしれません。
また、自分がいる環境がつまらない、楽しくないと感じた時にはその環境に自分自身で決断を下し、脱走してしまう事もあります。
身体能力もあり、考える力も持っているシベリアンハスキーはとても逞しい反面、ふとした瞬間に庭から脱走、脱走先で元気にやっていたという話もよく聞きます。
生きることに長けた犬種です。

社交的で自分より小さい動物にも優しい

シベリアンハスキーは作業犬として他の犬と一緒にソリを引いたり、重いものを運んだりしていた使役犬です。
そのため、社交性はとてもあります。大きい体をしていますが、番犬には向いていないかもしれません。
とても人懐こく、誰にでも近寄っていき、仲良くしようと自分から向かっていきます。
友好的なのはいいのですが、遊ぼうと飛びかかったら相手が怪我をしたなんて事もありうるので散歩の時などは十分注意するようにしましょう。
他の犬に威嚇して襲うなんて事もありません。シベリアンハスキーの長所を引き出せる環境と付き合い方が大切です。

シベリアンハスキーは寒冷地でソリを引く作業犬

シベリアンハスキーは寒冷地で人や重い荷物をソリやボートに乗せ移動や、荷物の運搬に携わってきた犬です。
犬1頭(約30キログラム)が引ける重さは自分の体重と同じぐらいの重さです。

ソリやボートを引く場合は、荷物や人の重さに見合った数の犬をつなぐため、何匹も繋がって協力しながら走ります。

また、バラバラに走ると進まないため、犬の性格も見ながら、前を走る犬、真ん中を走る犬、後ろを走る犬に分け、それぞれが役割を持ち寒く辛い寒冷地を走り抜けます。

そのため、仲間意識や、協調性、リーダーシップがとても必要になる犬種です。

 

まとめ

シベリアンハスキーが頭が悪いは嘘。とても賢く優しい犬

シベリアンハスキーは過去の漫画ブームで、人気になった犬種ですが、日本の土地にはあまり向かない性格をしていたため、飼いづらい、頭が悪いと言われてしまった犬です。
元々は広大な寒い土地を他の犬と協力し重い荷物を引きながら何百キロと走り続ける事ができるとてもタフで頑強な犬なのです。
頭も賢く、人間がうまくリードしながら、かいがいしくお世話をすれば素敵な家族の一員にもなるので、お迎えするときは事前に犬の性格や、生態、必要なことなどを学んでから受け入れるようにしましょう。