飼い主のイーサンとその愛犬ベイリーの心温まる物語…『ワンダフル・ライフ』はゴールデンレトリバーやシェパード、コーギーといった犬種の他にも色々なワンちゃんが登場!
ワンちゃんの可愛い姿から勇ましく駆け抜ける姿まで幅広く見せてくれる映画です。
犬の心情を語るナレーションが入っているので、考えていることが伝わってきつつも、クスリと笑うシーンもたくさんありますよ。感動的なストーリーが待っているので、ハンカチを持ちつつご鑑賞ください。それでは、あらすじと見どころを紹介します。
1.あらすじ
~これは記憶を引き継いで何度も生まれ変わる、一匹の犬のお話~
1匹のゴールデンレトリバーと出会った少年・イーサン。母・エリザベスと父・ジムとの暮らしに新たに加わったゴールデンレトリバーをベイリーと名付けて共に過ごします。ある日、家族でおじいさんの家に行ってイーサンはベイリーと平野を駆け回ったり、潰れたボールを投げて空中でキャッチする遊びをしたりしました。
日は変わって営業職のジムが家に上司を呼んで食事をすることになります。イーサンはジムのテーブルにあった金貨を転がすと、ベイリーがそれを飲み込んで大慌て!急いでベイリーを散歩に連れて行き金貨を出させて、ジムが金貨を上司に見せようとした瞬間、「ネズミだ!」と騒ぎ、その隙に金貨を戻します。しかし、ネズミと聞いたベイリーはテーブルの下を暴れ回って上司の奥さんは転んでひどい目に…ジムは怒ってベイリーを二度と家に入れないと言いました。
月日は流れ、高校生になったイーサンはベイリーと共に遊園地へ。
ハンナという女性に会ってから、イーサンはデートを重ねることになります。ベイリーと共にイーサンとハンナは幸せに過ごし、イーサンはアメフトに注力して好成績を納めたおかげでミシガン州立大の奨励金を出してもらえることになりました。
そうしてレストランで勝利を祝っていると、酒浸りとなって家から追い出されたジムがやって来ます。それを見たチームメイトが「酒乱の父親から逃げるためにミシガンへ行くんだろ?」と煽り、イーサンは彼を殴りつけてしまうのでした。
そうして逆恨みされたことでチームメイトはイーサンの家を放火…二階から飛び降りた際にイーサンは脚を負傷し、ミシガンに行くことはできず農業大学に一人で行くことになるのでした。
ベイリーはイーサンの車を追いかけますが一緒にいることは叶わず、遊ぶ気力も無くして段々と弱っていきます。
エリザベスが面倒を見ていましたが、具合の悪そうなベイリーを病院へ…内臓が弱っていることもあって安楽死を勧められ、駆けつけたイーサンに看取られてベイリーは亡くなります。
ベイリーはシェパードに生まれ変わり、警察官のカルロスの元で「エリー」と呼ばれるようになります。
警察犬としての訓練を重ね、誘拐事件が起きたため急行するエリーたち。誘拐犯は子供を川に落とし、エリーが助けに行っている間にカルロスは犯人を追います。犯人はカルロスの後ろに回ってカルロスに銃を構えます、エリーがそれを阻止…しかし、エリーは撃たれた傷によって死んでしまいます。
今度はコーギーに生まれ変わったベイリーは「ティノ」と飼い主のマヤに呼ばれます。大学生の彼女はティノといるだけで満足だと思っていましたが、同じく犬を飼っている男性と出会って恋人関係に…マヤは結婚し、ティノは寿命が尽きるまでそばにいました。
ベイリーはセントバーナードとオーストラリアンシェパードのミックス犬として生まれ変わりますが、家の庭にずっと繋がれるだけの日々を送ることに…飼い主は動物虐待だと局に指摘され、ベイリーを捨てました。ベイリーは覚えのある臭いをたどってイーサンの家にたどり着き、彼は見知らぬ犬が来たことで一度は保護局に連れていきますが、かわいそうになって飼うことに…「バディ」と名付けられたベイリーは、イーサンが寂しそうだと感じてハンナの元へ。彼女は首輪を見てイーサンの犬だと分かり、家に送り届けるのです。
イーサンはハンナと共に過ごしたいと望み、彼女はそれを受け入れました。2人の再会を果たしたバディでしたが、自身をベイリーだと気付かせたいと思って昔遊んだボール遊びをしてもらうのです。イーサンはその行動からベイリーだと分かり、
2.感想・見どころ
どのワンちゃんも魅力的!
ゴールデンレトリバーのふさふさと毛並み、「バウッ!」と吠える姿がステキ!映画の前半ではベイリーがゴールデンレトリバーの姿でイーサンとの仲睦まじい姿を見せてくれるのが見どころでした。
次に、ジャーマン・シェパードはシュッとして黒の毛並みが混じっている姿がカッコイイ!訓練時の動きや走る際はクールである一方、カルロスと一緒に寝ようと近寄る姿にはギャップも感じさせてくれるのが良かったです。
コーギーは大きな耳と短い脚がチャーミングで、抱きかかえられる大きさなことから、飼い主のマヤと一緒に和ませてくれるシーンもたくさん見せてくれました。
最後は、セントバーナードとオーストラリアンシェパードのミックス犬の時のベイリー。少し長い毛並みを持った中型犬で、白と茶系の毛が別れている顔だちが可愛さと凛々しさを持っていましたね。
イーサンとハンナをくっつけようとするベイリーの感情が伝わってくるワンちゃんです。
感動するシーンが多い!
警察犬のシェパードの訓練の模様や、匂いを元に犯人を捜すというリアルな現場を再現していましたね。
一方で、犯人を追う際にはエリーは「また落とし物をした人を見つけるのか」と思っているのには笑ってしまいました。その後、撃たれたエリーに対してカルロスが「よくやった よくやった…」と繰り返し言う姿に感動です。
大人になったイーサンに再会して、ベイリーだと分かってもらえるように振る舞う姿も印象的!
ボールを投げてもらってイーサンの背中を台にしてジャンプするという2人だけが知っている遊びをするのです。
他にも、「ボスドッグ!」と呼ばれて吠えたり、尻尾を追う姿を見せたり、ベイリーとイーサンだから伝わる行動を示す…そうしてイーサンが「ベイリーか!」と喜ぶ姿は感動的でした。
3.まとめ
ゴールデンレトリバーからスタートして様々な犬の一生を繰り返してきたベイリーの物語は、笑いあり、感動ありと見どころたくさんでしたね。ワンちゃんも数多く出演しており、キュートさとクールさも伝わってくる中、飼い主も様々な人がいて各々の悩みを持っている…彼らがワンちゃんたちとどう関わるかも見どころで、人との絆を感じさせる映画です。『ワンダフル・ライフ』は続編もあるので合わせて観賞したくなる作品でしょう。
公式サイト:https://boku-wonderful.jp/