犬のお散歩に行った時の飼い主さんのお困りごとの一つに「拾い食い」が挙げられます。
外には犬の興味をそそる物がいくつもあります。
つい口にしてしまう物の中には、健康を害するものもあるので注意が必要です。
そこで、犬がお散歩中につい拾い食いしてしまう物をご紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
お散歩中につい拾い食いしちゃう物5選
葉っぱ
犬が拾い食いしやすい物の1つ目は「葉っぱ」です。
葉っぱを拾い食いすることはよくあります。
犬の飼い主さんの多くは、共感されるでしょう。
犬は、葉っぱに興味を示します。
木から落ちてくるものや風で舞うものだけでなく、動かなくても興味を示します。
もちろん、上から葉っぱが落ちてきたら喜んで追いかけてしまうこともあります。
特に秋冬は、お散歩に行くと葉っぱを追いかけることが日課になってしまう犬もいるほどです。
葉っぱを追いかけることが大好きな犬も沢山います。
落ち葉くらいなら食べても問題ないだろうと思っている方も多いのですが、実は危険な場合もあります。
拾い食いは、全てNGにしましょう。
石ころ
犬が拾い食いしやすい物の2つ目は「石ころ」です。
アスファルトの上に落ちている謎の白い石を食べることがよくあります。
お散歩中によくある白い石は、なぜか犬にとってとても気になる物です。
犬が石を食べる理由はいくつかあります。
- 咥えておきたい
- おやつをもらいたい
- 飲み込む
などが挙げられます。
石は散歩中のあらゆる場所に落ちているので、拾い食いをしないように常に目を光らせていてください。
草
犬が拾い食いしやすい物の3つ目は「草」です。
落ち葉だけではなく、生えている草を食べる犬がいます。
ある意味「天然のサラダ」ですが、犬が食べてしまいます。
腸内環境を整える作用や胃もたれを防ぐなどの効果があるとされていて、犬用の草が販売されている程、犬は草をよく食べます。
しかし、外に生えている草の中には中毒を起こしてしまうような危険な物もあるため、食べさせないようにしてください。
タバコ
犬が拾い食いしやすい物の4つ目は「タバコ」です。
タバコを捨てる人が減り、地域の方が綺麗にしてくれていることもあるため、落ちているタバコを目にすることは少なくなりました。
タバコはとても匂いが強いため、犬は食べられるものではないとわかっています。
不快に思う犬もいると思います。
しかし、いざ落ちている物を見ると良くないとわかっていても気になり、くわえてしまう犬もいます。
タバコが落ちているのを見たら、飼い主さんが意識して避けるようにしてください。
タバコは白いものがほとんどなので、道に落ちていると目立ちすぐにわかると思います。
犬が近づかないようにする、タバコがよく落ちている場所はお散歩コースから外すようにするなどの気遣いをすることが大切です。
もしも犬がタバコを拾い食いしてしまったら、動物病院を受診することをおすすめします。
うんち
犬が拾い食いしやすい物の5つ目は「うんち」です。
犬のうんちが道に落ちていることは無いはずなのですが、落ちています。
乾燥してしまっているうんちを、犬は平気で食べてしまいます。
うんちだけでなくマーキングした電柱や地面を舐めてしまう犬もいるので、注意が必要です。
自分が連れている犬が排せつをした場合、持ち帰ることは当然のマナーです。
他の犬の排せつ物も、見かけたら回収するようにしましょう。
犬の散歩イコールトイレだと思っている犬もいるでしょう。
犬が散歩を排せつのためのものであると認識してしまうと、散歩に出ると必ず排せつをするようになります。
散歩に行く前に排せつを済ませておくと、散歩中の排せつの回数が減っていきます。
犬が嫌いな人も沢山います。
公共の場を汚さないためにも、排せつを済ませてから散歩に行くことをお勧めします。
犬が嫌いな人への配慮も忘れないようにしましよう。
まとめ
散歩中に拾い食いをしやすいもの5選を紹介しました。
1つ目は落ち葉です。
秋冬は落ち葉が沢山あります。
犬は動いているものを追う性質があるので、気を付けて頂きたいと思います。
2つ目は石です。
季節を問わず、道に石が落ちていることは当然のことです。
食べないように、気を付けてください。
3つ目は生えている草です。
少しくらい食べても問題ないと思っている飼い主さんも多いと思います。
しかし、犬が食べると中毒を起こしてしまうような危険なものがあるので、食べさせないようにしてください。
4つ目はタバコです。
タバコが落ちていることは少なくなりましたが、全くないわけではありません。
食べてしまうと危険なので、ご注意ください。
最悪の場合、ニコチン中毒によって死に至ることもあります。
また、タバコがよく落ちている場所はお散歩コースから外すなどの配慮をするとよいでしょう。
5つ目はうんちです。
うんちを見つけたら、自分の犬の排泄物ではなくても回収するようにしましょう。
散歩中の犬の臭い嗅ぎは、拾い食いにつながります。
お散歩中の匂い嗅ぎはさせないようにしてください。
犬がよく匂い嗅ぎをする場所があったら、お散歩コースを変えると良いでしょう。
拾い食いは、犬にとって良いものではありません。
食べてはいけない物を食べて犬が体調を崩してしまっては大変なので、拾い食いに繋がるような行動はしないようにしましょう。