犬はとても頭がよい動物です。
飼い主さんに対して何か後ろめたいことをした時、つい行動に出てしまいます。
何かをごまかそうとするなんて、かわいいですよね。
しかし、よからぬいたずらをしているかもしれないので、飼い主さんは知っておくと良いでしょう。
犬が後ろめたい時にやりがちな行動を5つ紹介します。
記事監修:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
1つ目:目を反らす行動
犬も人と同様に、何か後ろめたいことがある時には目を反らすという行動に出ます。
目を反らすことは、よくある行動の一つです。
目が合わない時には、いたずらなどをしている可能性があります。
犬の観察をしっかりと行うようにしましょう。
犬が初対面の犬と目を合わせると、威嚇していることになってしまいます。
また、知らない人と目を合わせることもあまりしません。
しかし、飼い主さんは別です。
一緒に生活をしている大好きな家族とは、しっかり目を合わせて愛情を表現します。
そんな家族と目を合わせないのは、何かあるとにらんでください。
犬が目を反らす行動をとった時、後ろめたいことがあるということの他にもいくつかの意味があります。
人から言われたことが嫌だ、やりたくない事だった時にも目を反らすことがあります。
やりたくない事からも目を反らしているようです。
2つ目:聞こえないふりをする
犬を呼んだ時に、あからさまに聞こえないふりをしたり無視をすることがあります。
後ろめたいことがある時に、呼んでも聞こえないふりをするのは指示語が入っている時の場合でお話しています。
指示語が入っていない場合には、当てはまりませんのでご注意ください。
犬に都合が悪い場合には、呼んでも来ないことがあります。
その場合は、何かイタズラをしているケースが多いので、探してみてください。
他にも、犬にとって嫌なことがある場合にも聞こえないふりをすることがあります。
例えば、爪切りやブラッシング、歯磨きや耳そうじなどが嫌い犬の場合には、呼んでも聞こえないふりをします。
大好きなおもちゃで夢中で遊んでいる時などは、本当に聞こえていないこともあります。
逆に肉体的、精神的に疲れきっている時にも反応がないこともあります。
その場合も聞こえていないふりではなく、疲れすぎていて反応できないのです。
聞こえないフリをしている理由をしっかりと見極めてあげてください。
3つ目:別の行動でごまかす
注意をしようとした時に、何も無いのに玄関の方へ行ってみたり、急にご飯を食べ始めるなど関係のないことをするのは、何かをごまかしている可能性があります。
他の事で気を紛らせて、しばらくしてから人に近寄って様子を見ることがあります。
何か後ろめたいことがある時には、人に近づかなくなります。
4つ目:物陰に隠れる
例えば、何かものを落とした時にそれをくわえて物陰に隠れて、自分の物だと主張するような行動です。
犬が暗い場所に物を持って逃げ込むと、取り返すことが難しいです。
ソファーの下などがいい例です。
出入口が沢山あるので、犬を捕まえにくい場所でもあります。
犬が逃げ込みやすい場所には、予め入れないように荷物を入れておくなどの対策をするとよいでしょう。
犬が何かを持って行った時には、気を付けてください。
5つ目:人に擦りよる行動
腰を下ろして飼い主さんの方にすり寄って来た場合、ご機嫌を伺っている可能性があります。
人に擦りよる行動も何かをごまかそうとしてでる行動です。
犬は行動で様々なことを表現しています。
よく観察すると面白いですよ。
犬の気持ちがわかる行動
後ろめたい時以外にも、犬は様々な行動で気持ちを表現しています。
よく知られているのは「尻尾をふる」という行動です。
犬が尻尾を振っている時は、喜んでいる証拠です。
大好きな人が来た時に愛情表現として、激しく尻尾を振る事があります。
興奮し過ぎて我を失ってしまうことがあるので、あまり興奮しすぎるのはよくありませんのでご注意ください。
尻尾を小刻みに振っている場合は、威嚇している可能性があります。
犬の表情を見れば、喜んでいるのか威嚇しているのかわかります。
どちらも尻尾を振るという行動ですが、表情から見極めて下さい。
犬が尻尾を隠している時には、怯えている・怖いという気持ちの現われです。
何に怯えているのか、飼い主さんが読み取って対処してあげましょう。
前脚を人の上に乗せて、何か言いたげにしていることはありませんか?
これは、飼い主さんの注意を引こうとしているのです。
飼い主さんにかまって欲しいという気持ちを表す行動です。
そんな時は、しっかりと撫でてあげるなど愛情を注いであげましょう。
お腹を見せる「服従のポーズ」と言われている行動をとっている時も、構って欲しいという気持ちの現われです。
飼い主さんのことを信頼しているという意味なので、沢山撫でてあげてください。
まとめ
犬が後ろめたい時にやりがちな行動5選を紹介しました。
- 目を反らす行動
- 聞こえないふりをする
- 別の行動でごまかす
- 物陰に隠れる
- 腰などを下ろして人に擦り寄る
紹介した5つの行動が愛犬に見られたら、何かよからぬことをしている可能性があります。
愛犬のことを、よく観察してみてください。