クリスマスは、一年の中で最も大きなイベントの一つです。街中はイルミネーションがとてもきれいで、大人もウキウキしてしまいます。愛犬とも特別な時間を過ごしたいと考える飼い主さんも多いでしょう。愛犬とクリスマスを過ごす時に注意していただきたいことを3つ、ご紹介しましょう。
記事:犬のしつけハグ 川島 恵
Kawashima
犬用の服を慣れていない状態で着させる
犬に服を着せたりコスプレをさせる、飼い主さんとペアルックをする方がよくいらっしゃいます。
サンタさんやトナカイなどのコスプレをして、一緒に楽しむことはとても良いことです。
しかし!気を付けて頂きたいことがいくつかあります。
まず一つ目は「毛玉」です。
毛が長い犬種に服を着せると、たったの一日でも毛玉が出来てしまうことがあります。
毛がもつれて、愛犬が痛い思いをする可能性があります。
毛が長い犬に服を着せる時には、毛玉に注意してあげてください。
毛玉が出来てしまったら、あまりひどくならないうちにブラシでとかして毛玉をほぐしてあげましょう。
空気が乾燥する季節なので、静電気の発生にも注意が必要です。
毛と服との摩擦で静電気が発生することがあるので、気を付けてあげてください。
洋服を大人しく着させてくれるのであれば、あまり問題はありません。
服を着させることにも慣れさせる必要があるため、トレーニングが必要です。
無理矢理着せることによって服が嫌いになるなど、今後困ることになりかねません。
それを防ぐためにも、無理矢理着せることは避けたいものです。
お互いに納得して着られるといいと思います。
いきなりクリスマスなどのイベントの時に服を着させるのではなく、少し前から練習をして心に余裕を持っていただけるといいと思います。
ケーキや手料理のような慣れていない食事を与える
ケーキを食べさせる、いつもよりも豪華な食事を与える方、または検討されている方もいらっしゃるでしょう。
普段から食べなれていないものを急に与えてしまうと、犬は下痢をしてしまいます。
また与えすぎてしまったり、犬の舌が肥えてしまいドライフードやいつも食べていたものを食べなくなってしまうことがあります。
いつもの食事への食いつきが悪くなる可能性があるため、気を付けていただきたいと思います。
ケーキや豪華な食事を与えても構いませんが、飼っている犬の体の大きさに合わせた量だけ与えて下さい。
チワワやトイプードルのような小型犬にホールのケーキを与えることはやめてください。
犬は与えたら与えただけ食べてしまいます。
与える量を考えるようにしましょう。
負担食べなれていないものを与える際は、下痢は覚悟して頂きたいと思います。
特にお腹が弱い犬の場合には、十分注意しましょう。
③クリスマスの装飾が飾ってあると愛犬はどういった行動をするのか?
クリスマスの時期は、家の中に装飾をするという方も多いでしょう。
クリスマスツリーやリースを飾る、プレゼントを床に置くなど色々なことをすると思います。
今までなかったものが置いてあることに犬はどう思うのでしょうか?
犬にとって、それらは全ておもちゃと認識されます。
また派手な物が多く、お人形などは犬の大好物です。
クリスマスツリーに突っ込んでしまう犬もいるでしょう。
クリスマスツリーに突っ込んでケガをしてしまうと大変です。
クリスマスの装飾は人が楽しむためのものですが、それによって犬がケガをしてしまってはとても悲しいです。
もし、クリスマスの装飾をするのであれば、柵を設けて犬が近づけないようにするとか、犬が届かないような高い位置に置いておくなど工夫をしていただきたいと思います。
もし、年中装飾をしているというご家庭があれば、犬に慣れさせるトレーニングをしていただきたいと思います。
クリスマスの時期は、いつもとは少し違うことが多いため、犬も戸惑うことがあります。
犬の行動には十分注意して頂きたいと思います。
クリスマスなどのイベントが終わっても、犬との生活はまだまだ続きます。
クリスマスに特別なことをすると、犬からの要求が出てしまう可能性があります。
気を付けて頂きたいと思います。
おまけ:犬へのプレゼントについて
みなさんは、犬へのプレゼントは何をあげますか?
おもちゃ、はみがきガム、洋服などをあげる方もいらっしゃるでしょう。
川島トレーナーお勧めの犬へのプレゼントがあります。
それは「愛情」です。
犬へのプレゼントは愛情に尽きると思います。
中には「花より団子」で食べ物が好きな犬もいるでしょう。
そんな犬には食べ物をあげてください。
ただし、下痢をすることは覚悟してください。
クリスマスはたっぷりの愛情を持って、楽しくお過ごしいただきたいと思います。
まとめ
①犬用の服を着させる
普段から服に慣れていればあまり問題はありませんが、慣れていない場合には注意が必要です。
服を着ることで毛玉ができたり静電気が発生することがあります。
毛玉は出来るだけ早くほぐしてあげましょう。
②ケーキや手料理のような慣れていない食事を与える
普段食べなれていないものを与えると、犬は下痢をしてしまいます。
また、体の大きさに合った量を与えるようにしないと、下痢の原因になります。
下が肥えて普段の食事への食いつきが悪くなることも考えられるため、与えるものや量には十分注意が必要です。
③クリスマスの装飾に注意
普段無いものが置いてあると、犬は全ておもちゃだと認識してしまいます。
クリスマスツリーなどに突っ込んでケガをしては大変です。
柵で囲う、高いところに置くなどの工夫が必要です。
犬へのプレゼントは飼い主さんからの愛情がおすすめです。