疲れた犬の行動パターンとその原因とは【犬の専門家が解説】
犬は常に活気にあふれているように見えますが、実際には「疲れた」と感じる時に特有の行動を示します。
犬は言葉で疲れたことを伝えることはできませんので、飼い主は犬の行動を注意深く観察し、適切に対処する必要があります。
ここでは、「犬が疲れた時に見せる6つの行動」と「犬が疲れやすくなる2つの要因」を紹介します。
犬が疲れた時に見せる特有の行動6つ
- 呼吸のときに舌を出す
- 伏せをして後ろ脚を伸ばす
- あくび
- いきなり座り込む
- 自分の鼻を舐める
- 睡眠時間が長くなる
- 体調不良
- 痛みやケガ
呼吸時に舌を出す
犬が疲れたときに、呼吸する際に舌をだらんと垂らしていることがあります。
これは疲れのサインです。
犬は体温を調整するために呼吸スピードを上げることができますが、呼吸が正常に戻らない場合や奇妙な音がする場合は注意が必要です。
熱中症などの疾患や、極度の恐怖心がある可能性があります。
伏せて後ろ足を伸ばす
歩いている時に突然伏せをして後ろの足を力なく伸ばす犬もいます。
この行動は、特に暑い日などによくみられる犬の疲れの兆候です。
ただし、室内でこのような動作をする場合、疲労のしるしではなく、単にリラックスしている可能性が高いです。
室内でも、この行動を極端に繰り返す場合は、獣医師と相談することをお勧めします。